2018.06.05（放映日） 東海テレビ「スイッチ！」出演
はじまりは一本の電話でした。
「もしもし、中村さん？ 今うちのお店に東海テレビのロケの方が来てるんだけど・・・」
東海テレビの「スイッチ！」は平日朝に放送されている地域密着の情報番組です。火曜日には「昭和すいっち」というコーナーがあり、タレントの敦士さんが昭和の頃に撮られた懐かしい写真をもとに、その地域の現在の姿を探訪するロケを行われています。
この日の放送回ではズバリ「扶桑の養蚕」がテーマになっており、扶桑駅周辺で街頭聞き込みが行われていたそうです。冒頭の電話のお相手は髪工房HASEGAWAさん（活動報告参照）。「昔の養蚕やカイコに詳しい方はいませんか？」とロケ隊に聞かれ、私を推薦いただいたんだそうです！
たまたま「扶桑マルシェ」（5/20イベント実施）の準備中だったため、自宅にお越しいただき、まずは飼育中の実物カイコをご覧いただきました。続いてカイコの生態や扶桑の養蚕エピソードを披露。さすがはタレントさんで受け答えもすばらしく、スムーズにいろいろお話しさせていただくことができました。
↑残念ながらこの桑の木シーンは放送時に使われませんでした ＾＾；
その後は、今も残る桑の木の前で撮影しつつ、かつての養蚕経験者である高木さん（扶桑町小渕在住）のもとへ。高木さんのご案内で山名（やな）公民館の郷土資料室に向かいました。ここには当時実際に使われていた養蚕道具の数々が残されており、私も入るのは初めてです。敦士さんと一緒に私も高木さんから説明を受ける形となり、最後は締めの写真を撮ってもらってこの日のロケは無事終了しました。
今回は思いがけない形でとても貴重な経験をさせていただきました。町外の広範なエリアの方々に扶桑町の知られざる？一面を知っていただくことができ、その役を担えたことを光栄に感じます。
今は無くなってしまった養蚕業ですが、私たちでやっている活動で今後も後世への繋がりを維持していけたらよいなあと感じます。