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2020.07.04 「ふやそうテイクアウト」カイコふれあい体験会

今回のカイコイベント会場は扶桑町内にある仏壇メモリアルさんです。
店内は明るく綺麗なショールームといった装いですが、文字通り仏壇仏具を取り扱う販売店さんで、カイコにも養蚕にも全く関係が無さそうな雰囲気です。 では、いったいどういうご縁でこちらにカイコを持ち込む経緯となったのか・・・

「ふやそうテイクアウト」カイコふれあい体験会

話は2ケ月前にさかのぼります。
扶桑町を含め、尾張北部地域で葬祭業を営んでおられるシオン株式会社様には、本業に加え、社会貢献活動を熱心に行われている「シオン倶楽部」という部門があります。 そちらの担当の方から「コロナウィルス対策で大変な扶桑町内の飲食業者を支援するキャンペーンを行いたい」とご提案をいただきました。
最終的には「ふ(や)そうテイクアウト」というキャンペーン名称になり、12のお店にご参加いただき、テイクアウト来店者に短冊(七夕になぞらえて)を配布、 この短冊は引換券代わりとなり、指定の引換所で景品と交換、願い事を書いてもらった短冊を笹飾りにするという企画が実現しました。

「ふやそうテイクアウト」カイコふれあい体験会
「ふやそうテイクアウト」カイコふれあい体験会

扶桑愛蚕会は、地域を象徴する活動団体としてキャンペーン共催者となり、盛り上がりに寄与する役回りをいただいておりました。
が、せっかくなので、短冊を持ってきていただいた方をおもてなししようと思い立ち、こちらの会場にてスピンオフイベント「カイコふれあい体験会」を開かせてもらったしだいです。

「ふやそうテイクアウト」カイコふれあい体験会

あくまで付随イベントなので、お店の一角をお借りしてミニサロン的に展示。ご来場者様にカイコを見たり触れたりしていただきながらフリーで会話を楽しんでいただくスペースといたしました。

「ふやそうテイクアウト」カイコふれあい体験会

告知はFacebook等で限定的でしたが、口コミで情報を得た方に順次来ていただけたので、おかげさまでこのスペースは終始賑わいました。
親子連れはゆっくり時間を気にせず「手乗り撮影」や糸取り体験を楽しみ、ご年配の方々は当時の養蚕経験話がはずみます。
面白いのは、たまたま同席した見ず知らずのグループどうしが、初対面にも関わらず全くそんな感じなく普通に会話を交わしていること。 小さな娘さんがカイコに一生懸命手を伸ばそうとしているのをフォローしている別の家族のお父さん、 あとから来たおばあさんに席を譲ってカイコの知識を披露する小学生の男の子など、カイコテーブルを中心に一つの交流の輪ができていく様子が肌で感じられました。

「ふやそうテイクアウト」カイコふれあい体験会
 
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