2020.10.10 江南市十王寺 お蚕さんと治右衛門様 展示会
今回は扶桑町内ではなく、お隣の江南市への出展です。
十王寺という寺院で「お蚕さんと治右衛門様」という展示会が開催されましたのでそちらへ出向きました。
治右衛門様とは、当地のご出身である倉知治右衛門という偉人のことを指します。明治から大正時代にかけてこの地域で養蚕技術開発や伝授・産業振興に努められ、「蚕の神様」として語り継がれています。
氏の功績を称える会の皆さんが地元でイベントを開かれていますが、その際にやはり実物のカイコ生体も見せたいということでお声がかかりました。
江南市の「NPOまゆを育てる会」の方々と合同で、今年は当会からも協賛出展しています。
まゆを育てる会所蔵の「丸座」という養蚕道具に鎮座するうちのお蚕さんたち。通常と勝手が違いますが、気にせずいつものようにふるまっています。来場者の方にも「えっ 動いてる 本物?」と好評でした。
私の方は、幼虫・まゆ に 成虫・卵・生まれたて を加えた「カイコの一生セット」で生態の紹介解説に務めます。
この日は地元でかつて養蚕を経験された年配の方が多く来られ、一般の方が気付かないような鋭いご指摘もいろいろ寄せられました ^^;
一方で、「懐かしい」とずっと足を止めて喜んでくれる方、「当時は卵や生まれたては見たことなかった」と新しい発見をされる方など、見知らぬ方どうし会話が弾む光景は江南でも扶桑でも同じです。