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Step2 幼虫のお世話

こちらが実際の「カイコ飼育中」の様子です。

カイコ飼育中

飼育箱には注文到着時のゆうパック箱をそのまま使えます。
非常にオープン(開放的)に見えますが、品種改良の結果 逃げる習性を失ったカイコの飼育にはこれで十分なのです。
床面にはラップを敷きます。隅の方にある白いのは水で湿らせて絞ったキッチンタオル(キッチンペーパー)、湿気確保用です。

幼虫期間のお世話では、朝夕の2回、箱の掃除とエサやりを行います。

一旦退避中
    まずはラップごと中身を箱の外へ。
    こんな扱いされてもカイコはおとなしくしていてくれるので掃除の際も助かります。

ラップとキッチンタオル
    新しいラップを敷き直し、湿らせたキッチンタオルも入れ直します。
    (上下2本ぐらい)


エサの補充
    乾いたエサは廃棄し、足りない分を追加。量は様子を見て調節します。
    昼間に足りなくなって補充することもありますが、あまり大盤振る舞いすると後日エサが尽きてしまうので注意。
お世話完了
    カイコを戻してお世話完了です。糞がなくなってスッキリ♪
    綺麗な環境を維持しないと食欲や生育にも影響し、病気の元となることもあります。

日没後は早めに箱のふたを閉じて暗く落ち着けるようにしてあげてください。朝になったらふたを開けて明るくします。

チェックポイント 脱皮について

飼育セット「4齢2週間コース」の場合、途中で脱皮期間を迎えます。
このとき約1日前後はじっと動かずにいますが、この一時休息期を眠(みん)と呼びます。眠の入りは飼育説明書の日程表でも予想できますが、エサを食べなくなったり、少し糸を吐いて足場を固めたりするので様子を見て把握できます。

眠の間はエサやり不要。下手に触って動かすと脱皮に悪影響が出ることがありますので、掃除も差し障りのない範囲で済ませます。

眠が明けるタイミングは個体差が若干出ます。余裕があれば飼育箱をもう一つ(適当な空き箱利用でよいです)用意して、動き始めた個体からそちらに移していくと状況がつかみやすいでしょう。空腹なのでエサを気持ち多めに。

 
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